公益社団法人 新潟県作業療法士会は「世界に類を見ない超高齢化社会」への対応として、「地域共生社会」実現のための地域包括ケアシステムへの取り組みを重点的に行っております。
新潟県内に勤務する約1,000名の作業療法士は病院・施設・行政・教育機関と幅広く勤務しております。それぞれがそれぞれの分野、領域で活躍し在宅支援を視野に入れ「その人らしさ」の実現のために奔走しています。
作業療法士のお仕事は…
例えば入院している患者さんが退院されるとき、作業療法士が住宅へ訪問し、ベッドや手すりなどの「目に見える環境」へのアドバイスだけでなく、御家族を含めて、どうしたら在宅生活をより良いものにできるかを様々な視点から考えます。
どうしたら自分でゆっくりお風呂に入れるだろうか?
どうしたら生きがいとしていた生け花を再開できるだろうか?
どうしたら自分で車の運転をし、仕事に復帰できるだろうか? など…
たとえ体や心の「不自由」が残っていたとしても、「自分らしく」「やりたいこと」を実現していただくために作業療法士が一緒に考え、生活に寄り添い、その人の「自由」を取り戻すことに繋がっていくよう支援しています。
生まれた子供から100歳を超えるお年寄りまで、未病の方から心身に障害を持たれる方、認知症や神経難病、ガン、生活不活発病など、あらゆる年代、疾病の有無にかかわらず、「その人の可能性」を「叶える」お手伝いをさせていだだくお仕事です。
このような活動を新潟県作業療法士会は新潟県民医療推進協議会にも参画し、多職種協業の中でも行っております。
これからも新潟県民の医療・福祉・保健を作業療法士一人ひとりが全力で取り組んで参ります。
宜しくお願い致します。
公益社団法人 新潟県作業療法士会 会長 四方 秀人